医院ブログ

メタルセラミック 4

2018年6月28日 (木)

昨日、
装着させて頂いた症例です。

 

 

【 症例 】

 

54歳
女性
左上6番7番
補綴物脱離

 

 

【 御希望 】

 

かぶせ物が、
“外れてしまった”
ので、
『 白いかぶせ物 』

したい。

 

 

【 口腔内状況 】

 

 

 

6番(手前側の歯)
は、
HJK冠

(レジンジャケット:
プラスティック)
??

と思われる、
かぶせ物が穴を開けて脱離

(かぶせ物が
“外れてしまっている”)。

7番(奥側の歯)に
ついての、
脱離には、

 

 

「 お気づきになっておりません 」

 

 

でした。

 

 

 

非常に厳しいバイト
(噛み合わせ)で、
6番、
7番
ともに

『 脱離状態でも、
対合歯とバイト
(噛んでいる状態) 』

 

しておりました。

 

 

 

【治療方針】

 

 

患者様と
『 しっかりと御相談 』
後、

6番については、
「開口時に見えてしまう!」
という
『 審美面を重要視 』
して、

『 メタルセラミック 』

を、

 

 

7番については、
どうしても、

クリアランス
(かぶせ物をかぶせるために
必要なスペース)

面から、
メタルのみの補綴
(かぶせ物をかぶせる治療方法)、
さらに
““脱離防止””の
ため、

『 連結冠
(繋げてかぶせる方法) 』


させて頂きました。

 

 

 

本来ならば、
『 オールセラミック 』
での
補綴ケース
でありますが、

 

 

オールセラミックでは、
『 硬すぎてしまう 』
物性による、
『 破折脱離 』
(壊れて外れてしまう事)

可能性
と、

 

『 0しか無い、
全く存在しない 』

 

 

「 クリアランス不足 」

 

 


面から、
断念致しました。

 

 

 

 

 

咬合面観

頬側面観

 

 

内面

 

カテゴリー : 審美歯科